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2010年4月21日 (水)

ミャンマーの糸のこ一族12

 我々はバスに乗ってヤンゴン観光に出かけた。どこに連れて行ってくれるのだろうか?

「あ?両替していない」

 何か買いたいと思ってもチャットを持っていない。チャットとはミャンマーの通貨のことだ。

「私は両替してきましたよ」

 行政書士の先生は両替した札束を見せてくれた。

「もし、何か買い物したいときは貸して上げますよ」

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 俺はちょっとしたお土産になるものがあれば買って行きたかった。ミャンマーでは糸操り人形が盛んだと聞くので、子供達に操り人形でも買って帰りたいなと思っていた。

 太鼓も買って帰りたかった。ミャンマーではどんな太鼓を使うのだろうか?イトノコショーで使えそうな手頃な太鼓があれば是非手に入れたい。

 さて、ミャンマー交通事情はどうしてこんなにごちゃごちゃしているのだろうか?「ピーピーピー」とクラクションを鳴らしながら、追い抜き追い越しがやたら激しい。ぶつかりやしないかと心配になる。

 交通事故がないのか?
 交通事故はあるけど、あまり公表はされないらしい。

「バスを降ります」との声で、我々はバスを降りる。ガイドさんがいろいろと説明をしてくれるが、俺は話を聞くよりも、周りの人や景色に目を奪われる

  俺はガイドさんの説明が頭に入っていないので、いったいどこに連れて行ってもらったのか、名称等は覚えていない。ちゃんとメモをとっておけば良かったと今更、後悔している。

 ここでは確か、何かの建物を見せてくれていたと思う。昔の何やらの建物だった。

Photo

 絵はがきを手に持った少女が近付いて来て、買ってくれと、絵はがきを差し出してくる。いらないという素振りを見せても、ずっとそばから離れずに絵はがきを差し出してくる。絵はがきセットが2ドルだと言うが、そのように押し売りさせると欲しくなくなるのが人情だ。
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 バスに乗り、次の場所に移動した。
 ヤンゴン川だった。ヤンゴン川は泥の川という印象だった。幅の広い大きな川、向こう岸まで数百メートルあるだろうか?

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 このような川を見るより、俺は街の喧騒を見る方が楽しかった。もっと、街を案内して欲しいな。

 「車の中で靴を脱いでください。」
 どこかのバゴダについた。バゴダでは裸足で入らなければならないからだ。

 自動車を降りたら、すぐに花飾りを持ったおじさんが近付いて来た。 また、買ってくれと言っている。
「いらない」と言っても、このおじさんもしつこく迫ってくる。

 俺は、こういう押し売り的なことは政府が厳しく制限しても良いのではないかと思った。観光客にとっては迷惑ではないかと思う。あまり、しつこくしすぎるのは考えものだ。押し売りする方が売れるのか、黙って座っている方が売れるのか、きっと押し売りする方が売れるんだろうなあ〜。

 バゴダの玄関口の壁の上の方に四方を囲むようにして絵が飾ってあった。ガイドはその絵について一枚一枚丁寧に説明してくれる。あまりに丁寧で詳しく説明してくれるものだから、こちらは幾分、疲れて来た。でも一生懸命、説明してくれるものだから、聞いてあげたいと言う思いもあり、最後まで聞いたが、ほとんど内容が頭に入らなかった。

 「聞いてくれてありがとうございました」

 ガイドは話し終えて、すっきりしたような顔でそう言った。少し笑顔もあった。その一生懸命な姿は素敵だし、ミャンマー人て純真だなあと思った。

こんな言い方をしたらミャンマー人に怒られるかもしれないが、バゴダはうんこのような形をしている。うんこを縦長にして金箔を張り巡らしたような形、それがバゴダだ。確か、その形の意味を、ガイドが模型を見ながら説明してくれたのだが、やっぱり、俺は忘れてしまった。

 中に入ると、やはり壁も一面に金箔が張り巡らされていた。金(きん)の世界だ。

 これがミャンマーだ。ミャンマーは金(きん)の世界だ。

 銀じゃないんだ、金だ。

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 バゴダの中では拝んでいる人が何人もたが、皆、建物の隅っこで拝んでいた。

「どうして隅っこで拝んでいるのですか?」と女性社長が尋ねると。

「自分の生まれた曜日の方角で拝んでいるのです。ミャンマーでは生まれた曜日を大切にします。」
 
 ミャンマーの生まれた曜日は日本の星座占いと違い、仏教的な意味合いがあるから、その重要度は星座占いの比ではないと思われた。

 バゴダ内部では金箔の修繕作業が行われていて、若い職人が下地作業をしていた。こうやって、働いている職人は、観光客を気にすること無く、写真を撮られても仕事に集中していて、その様子は日本の職人となんら変わらない気がした。

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 こういう姿を見ると、モノを作る人間というだけで、俺は共通の何かを感じることができる。地球のどこへ行っても、モノを作る人間はやはりモノを作る人間の姿で有りうるのではないだろうか。

 さて、ガイドさんは日本語は4年前くらいから習ったとのことだけど、よく上手にはなせるものだと思った。俺は中学生のときから約6年間は英語を勉強したわけだが、情けないことに、まともに会話など出来ない。日本の英語教育がいけないのか、俺が馬鹿なのか、いや、そういうことではない、俺の友達も同じように話すことができない奴らばかりだ。話すという必要性がなければ言葉など覚えられるものではないというのが結論だろう。 

 ミャンマー語で「ありがとう」は「チェンズーティーバーディー」。これだけは覚えておこう。まず、「ありがとう」と「ごめんなさい」「こんにちは」、これだけ話せればなんとかなると思った。そして笑顔があれば、世の中なんとかなるさと思いたい。

 俺は、ことあるごとに「チェンズーティーバーデー」と言うようにしたのだが、どうも、これが上手く通じない。俺の発音がおかしいようだ。もしかしたら俺は聞き取りが下手なため、発音が上手くできないのではないかと思った

「もっと簡単は、テェンズーバーでも大丈夫」
とガイドが教えてくれた。

 「『こんにちは』はミャンマー語ではどう言うのだっけ?」

「『こんにちは』は、ミンガラバー」

「ミンガラバー」

「そうです」

 俺はこのミンガラバーが旅の最後まで覚えられなかった。どうして、こんな簡単な言葉すら覚えられないのだろうか、俺の記憶力はほとんど衰えている。

 バゴダから外に出て、バゴダの周りを歩いた。俺は素足で歩くことはお腹に調度良い刺激になると思い、これは良いチャンスだと思い率先して歩き回ったが、鳥のフンを踏んづけたり、アイスクリームを踏んづけたり、さすがにアイスクリームを素足で踏んづけたときはまいっちゃったぜ。
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「だれだ〜、アイスクリームを地面に落とした奴は〜。怒っちゃうぞ〜俺は」

 でも、俺は結構、そういうのが大丈夫なタイプ。すぐ乾くさ。ヒヒン。

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ガイドさんとバゴダの前で


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