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2010年4月11日 (日)

ミャンマーの糸のこ一族10

 初めてのミャンマーは、目に入るものすべてが面白い。

 幌付きのトラックの荷台には、たくさんの乗客と思われる人達が積み込まれ、座れない乗客は幌の柄をつかんで気持ち良さそうに乗っている。

 あれはタクシーなのだろうか?

 レトロな車がひっきりなしに行き交うヤンゴンの道路、その道路では混雑している自動車の隙間をぬって横切ろうとする人がたくさんいる。

 絶対轢かれるぞ。ここには信号は無いのか?

 街を行き交う人々。

 ロンジーというスカートのようなものを男性も女性も履いていて、男性も女性も肥満の人はまずいない。ほとんどの人はスリムでモデル体系じゃないか。


 格好いい。
 俺も見習わなければ。

 俺はミャンマーの面白さにうかれてしまい、気持ちはほとんど観光気分であった。

 会社の重要な業務でミャンマーに来ている矢野閣下や他の会社の社長さんや、M社の社員とは違い、俺はこの旅の意義を自ら作り出さねばならない。その意義とはまぎれも無く糸のこエンターテインメントの可能性と新しい糸のこ世界の可能性を発見し、且つ、今後に生かすべくネタを見つけるということである。

 さて、これまでに、矢野閣下から数冊のミャンマー関連の本を借りた。高野秀行さんの「ミャンマーの柳生一族」「アヘン王国滞在記」と「旅行人156号ビルマ東西南北ミャンマーへの旅 (雑誌)」と「地球の歩き方ミャンマー2009」だ。

 特に高野秀行さんの本は傑作で、この本を読んだことで、ミャンマーへの興味がどんどん湧いてきた。ヤンゴンなどの都市や政治をテーマにした本ではなく、一般人があまり知ることがないミャンマーを描いた内容なのだが、その本からミャンマー人の人柄や、ミャンマーの魅力的な一面を知る事ができた。

 本を読むにつれ、ミャンマーへの感心が大きくなってきた。誘い込まれているようだった。きっと矢野閣下も同じ思いだったのではないだろうか。

 しかし、何故、「ミャンマーと糸のこを結びつける必要があるのか?」と、問われれば、俺はこう答えるしか出来ない。

「ミャンマーだったからです。」と。

 ユタカ王国がミャンマーとの接点を持っていた。理由はそれだけだ。 しかし、ただ、本当にただ、それだけだろうか。この地に降り着いて何故か惹かれて行くこの気持ち。この踊り出したくなる気持ちはなんだろう。もしかしたら、もっと神懸かり的な何かが俺をこの地に呼んだのではないだろうか。とまで思うと、ちょっと行き過ぎかもしれない。

 しかし、たまたまミャンマーだったわけではあるが、数年前に立てた年間テーマは今回の渡航に繋がっていた。

 2008年、年のはじまりに企てる年間テーマを「糸のこ国際化」として、国際的なイトノコマンになることを目標に「糸のこワールド」に取り組みたいと願ったことがあった。その年、国際化というテーマで何が出来たかというと、まったく何も出来なかった。

 しかし、その後、そのテーマが現実に近付いたのだ。

 まず、手始めにイトノコマシンガンズの結成があった。アメリカ人のゾントビとチームを組んだ事は、まさに「糸のこ国際化」と言える。

 そして2009年にユタカ王国からミャンマーでのイベントのお話があり、ミャンマーで糸のこショーが現実となりかけ、それは諸般の事情からキャンセルとなったが、しかし、俺は、正に糸のこ国際化がやってきたのだと実感した。糸のこ国際化はミャンマーとつながった。

 そして、俺はそのチャンスの訪れに心が躍った。日本意外の国で糸のこショーが出来るということは俺の大きな目標だったからだ。

 だからミャンマーなのだ。それ以外の理由が必要だろうか。電動糸のこの新しい世界はミャンマーから始まるのだ。そして、それは世界に広がり、電動糸のこの新しい歴史が始まる。

 電動糸のこはただ木を伐るためだけの機械ではない。使う人間によって大きく意味が変わるのだ。もしかしたら、それはある意味、世界共通の言語の役割を果たすかもしれない。
何度でも言おう。シナリオは自分で描くものだ。

 ミャンマー連邦とユタカ王国、そしてナルカリ帝国は、「電動糸のこゴールデントライアングル」と呼ばれ、我々、糸のこ一族の時代は必ず訪れるだろう。 
 
 そして、その第一歩が今回の旅に託されている。次につながるチャンスを見つけて帰らなければならない。それが今回の渡航で俺に託された使命なのだ。
 
 ホテルについた。昼食はホテルの中にある日本食となった。俺は疲労からの腹の具合を心配してきつねうどんを注文した。同じテーブルに座っていた女性社長が、トンカツ定食のごはんを分けてくれるという申し出を丁重に断った。

 腹具合はまだ不安だった。このハードスケジュールとまだすっきり出ていない便、これが不安の原因だった。

 さて、その日のスケジュールだが、矢野閣下と他の社長さん達は、メインイベントである業務を行う予定となっていた。

 俺はとうとう閣下と行動を別にすることになった。まるで小学生の子供が親から離れる瞬間だ。

 どうやら俺以外に二名の方は午後からヤンゴン観光のスケジュールとなっていたため、俺もそこに同行させてもらえることになった。親戚のおじさんとおばさんと一緒に水族館に連れて行ってもらえる。そんな雰囲気だ。

 とりあえず、まだ時間があったので、しばらく部屋で休むことになった。

 ホテルの部屋はかなり広かった。こんな広い部屋に泊るのはめったにないことだ。そこそこな高級ホテルだと思えた。

Photo_2


 俺は飲んでいなかった整腸剤を飲もうと思った。

 「あ、水はどこだ」。

 水道の水は消毒がされていないので絶対に飲んではいけないと教えられていた。ミャンマーではミネラルウォーターが当たり前のようだ。

 冷蔵庫を開けてもミネラルウォーターがない。俺は仕方なしに冷蔵庫に入っていた炭酸飲料で薬を飲む事にした。日本の炭酸飲料よりも甘いと思われるジュースで薬を飲んだ。
 
 飲んだらちょっとスカットした気分になった。

 よくよく見たら洗面台のところにペットボトルのミネラルウォーターが二本置いていた。聞く所によると歯ブラシをするときもミネラルウォーターを使った方が良いとのこと。そういう理由からミネラルウォーターが洗面台の上に置かれていたのだろうか。

 いずれにしても、飲んだジュースが俺の身体に元気を与えてくれたようだ。
 


Photo_3
★上の写真はホテルの窓から見た景色


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