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2012年4月23日 (月)

表現者

90歳を過ぎても、背筋をピンと伸ばして歩いている、現役の木工職人さんを知っていますが、すごく格好良いです。その方を見習ってというわけでもないのですが、僕は108歳まで電動糸ノコや木工をやることが目標だと言っています。

以前、糸ノコ寄席(糸鋸寄席)という芸をはじめたとき、これが紙切り芸の雰囲気を持つ糸鋸芸ということで、着物を着て正座して糸ノコをやるんですが、糸ノコロックのような激しい動きは必要なく、強いてやるなら、紙切り芸のように前後に揺れる程度のことで十分かもしれません。これなら、108歳で現役も夢ではないと思っています。

正直、この糸ノコ寄席は、村の地区の記念宴会の催しとして呼ばれたときに、試しにやってみたことから始まりましたが、とにかくやってみなければ何もわからないということを頼みに、やってみるんですが、ぶっつけ本番でやってみると、お客さんも酔っているせいもあったのでしょうが、思った以上に盛り上がりました。早口で喋っていますが、とにかく緊張と恐怖でした。

108歳になったら、もう少し、落ち着いていると願っています。

ところで、こういう芸を人前で始めてやるときは、どうなるかわからないっていう緊張感でいっぱいになります。こういう緊張感は最初は怖いのですが、やり出すと、これが病み付きになってくるんです。

無難な芸にならないように、自分の気持ちを高いところに置いて挑むんです。
終わった後に、すっきり感のときもあれば、失敗だ〜て嘆くことだってありますが、その、はじまる前の緊張感が、どんどん病み付きになっていくんです。

糸鋸寿司だって、はじめてやるときは、すごく緊張しました。糸鋸占いはさすがに人前でやってませんが、その後の糸ノコロック、糸鋸魔人や原始人だって、やる前はすごく緊張しました。これやって大丈夫なんだろうかって。

すぐ飽きちゃうから仕方ないのもあるのですが、新しいことを思いつくと、とにかくやってみたいです。新しいことが思いつかず、もがいているときもありますが。

さて、芸術とか、芸事とか、物作りもそうですが、それは表現というくくりの中に入ると思います。そういう意味では僕は表現者だと思っています。

まあ、人間が生きている以上は表現者なわけです。

好きな女の前で、口説き文句を言っている男も表現者でもあり、取引先から仕事を掴むサラリーマンも、子供達に美味しい料理を作るママも表現者なわけです。

僕は、糸ノコで何かやることを糸ノコ表現だと言っています。

糸ノコで作ることも演じることを中心にしていますが、糸ノコを題材にした漫画を描いたり、歌を作ったり、小説を書いたり、また、糸ノコ以外の題材で、例えば小刀を使って木を削ったり。いや、木工以外にも、いろんな表現をしています。

誰もが、そうです。あなたも表現者です。

表現というのは前向きなものもあれば、こもって、後ろ向きな表現だってあると思います。

その中で、僕は特に糸ノコ表現を選びました。

まだまだ、いろいろネタは続きそうです。尽きると思っても尽きない。まだ尽きない。歳をとれば、歳をとったことで新しい自分が作られるのだから、ネタは尽きない。同じネタでも、歳の違う自分が演じれば、違うネタになる。それは、そのとき感じる心が、そう思うからなんです。

108歳のとき、僕はどんな糸ノコ表現をしているのでしょうか?

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